ITが苦手な現場でもDXが「自分ごと」になった理由|介護・児童発達支援のDX研修導入事例
株式会社コスモケア・エナジー様
事業形態:生活介護/通所介護/共生型生活介護/児童発達支援/放課後等デイサービス
導入前の課題|DXは「苦手で、遠いもの」だった
研修前の現場では、ITやDXに対する苦手意識が強く、
業務改善の必要性についても、なかなか実感しにくい状況がありました。
kintoneやDXという言葉自体は耳にするものの、
「自分たちの現場にどう関係するのか」
「本当に今、取り組む必要があるのか」
が見えづらく、DXはどこか現場から離れたものとして捉えられていました。
そのため、業務はこれまでのやり方を踏襲する形で進み、
改善の余地があっても、具体的な一歩を踏み出せない状態が続いていました。
研修で得た気づき|DXを“自分ごと”で考えられた理由
やさしいDX研修では、単にツールの使い方といったITスキルを学ぶことから始めるのではなく、
まず、なぜ今DXが必要なのかという背景から理解を深めていきました。
研修の中では、
少子高齢化などの社会背景や、
福祉・介護業界が直面している構造的な課題、
そして、これからも**「選ばれる事業所」であり続けるために必要な視点**について学びました。
こうした背景を踏まえ、DXは「便利なツールを入れること」ではなく、
事業所の未来を支えるための取り組みであると理解できたことが、最初の大きな変化でした。
DXの目的や必要性を先に理解できたからこそ、
「やらされる研修」ではなく、
自分たちの業務や現場と結びつけて考える姿勢が自然と生まれていきました。
そのうえで、自事業所の課題をテーマにしたワークを重ねることで、
DXを「学ぶもの」ではなく、
**「自分たちの現場に必要な取り組み」**として捉えられるようになったことが、
今回の研修における大きな転機となりました。
研修後の変化①|個人の意識が変わった
DXの目的を理解したことで、
日々の業務に向き合う視点にも変化が現れました。
これまでは目の前の業務をこなすことで精一杯でしたが、
研修後は
「この作業は、もっと効率的に進められないだろうか」
「こんなアプリがあれば、業務が楽になるのではないか」
と、業務そのものを見直す視点が日常の中で自然と生まれるようになりました。
また、研修を通じて、
自分がDXを進める役割を担っているという意識が芽生えたことも、大きな変化でした。
その意識の変化により、周囲との関わり方にも変化が生まれ、
以前よりも自分から声をかけ、積極的にコミュニケーションを取るようになりました。
さらに、研修の中で繰り返し共有された
**「最初から100点を目指さなくていい」**という考え方は、
DXに対する心理的なハードルを下げるきっかけとなりました。
完璧に理解してから始めるのではなく、
できるところから少しずつ取り組めばいい。
そう捉えられるようになったことで、
「自分にもできるかもしれない」と感じながら、前向きに挑戦できるようになりました。
研修後の変化②|チームの空気が少しずつ変わり始めた
個人の意識の変化は、やがてチーム全体にも少しずつ広がっていきました。
DXを進めていく雰囲気づくりを意識するようになったことで、
業務の中での声かけや対話が増え、
「このやり方で本当に良いのだろうか」と、
業務を立ち止まって見直す場面が見られるようになりました。
すぐに大きな成果が出たわけではありませんが、
「できる・できない」で判断するのではなく、
「どうすればできそうか」を考える姿勢が、少しずつ現場に根づき始めています。
DXを特別な取り組みとして切り離すのではなく、
日々の業務改善の延長線上にあるものとして捉えられるようになったことで、
チームの動きにも前向きな変化が生まれています。
今後に向けて|DXは「始まり」に過ぎない
今回の研修を通じて共有されたのは、
DXはゴールではなく、
現場をより良くしていくための手段であるという考え方でした。
これまで「難しいもの」「特別な人がやるもの」と捉えられていたDXが、
「自分たちの現場に必要な取り組み」へと変わったことで、
現場からは少しずつ改善のアイデアが生まれ始めています。
やさしいDX研修は、
単にツールを使えるようにするための研修ではありません。
人が育ち、考え方が変わり、行動が変わることを大切にしています。
今回の取り組みは、あくまでスタート地点です。
これから現場での試行錯誤を重ねながら、
自分たちのやり方でDXを育てていく。
その第一歩として、確かな変化が生まれています。