DX研修で変わった、対話と業務改善の進め方|チームで考え、行動と改善が動き出した介護DXの研修導入事例
株式会社IWASAKI様
事業形態:住宅型有料老人ホーム運営
導入前の課題|ツールはあっても、改善が進みにくい状態だった
研修前、IWASAKI様では、グループウェアやkintoneといった業務基盤となるツールをすでに導入し、
日常業務の中で活用が浸透している状態にありました。
一方で、業務改善やDXを進めていく中で、
「組織としてのkintoneの活かし方が見えにくい」
という課題を感じる場面もありました。
業務の目的や流れが十分に整理されないまま改善を重ねていくと、
情報が増え、運用が複雑になり、
かえってユーザーの負担につながってしまうことが多々あります。
また、改善を進めようとする思いがあるからこそ、
仕組みづくりが一部のDX担当者中心になり、
現場との認識のずれが生じやすくなることも少なくありません。
その結果、取り組みの意図が伝わりにくくなり、
改善が思うように進まない状態が続いていました。
研修で得た気づき|DXの土台は「組織」と「対話」にあった
やさしいDX研修では、ツールの操作や機能を学ぶ前に、
DXの土台となる考え方から整理していきました。
研修の中で共有されたのは、
仕組み化、責任と権限の整理、数値で捉える視点など、
“組織として”継続的に改善を回していくための考え方です。
DXは、便利なツールを導入し使うことではなく、
人と組織の動き方を整えることから始まる。
この視点は、参加者にとって大きな気づきとなりました。
また、
「システムが使われなくなる原因は、使いにくさだけではない」
という考え方に触れたことで、
仕組みをどう説明し、どう共有するかの重要性にも意識が向くようになりました。
業務棚卸と可視化|場当たり的でない改善へ
研修では、課題が見えてきた業務を一つひとつ棚卸しし、
時に関係者も招いてヒアリングをしながら、業務フローとして可視化していきました。
業務の全体像や前後関係が見えることで、
「何のために行っている業務なのか」
「どこを見直すべきなのか」
が整理されていきました。
このプロセスを通じて、
その場しのぎの改善ではなく、
目的から逆算した業務改善を考えられるようになっていきました。
同時に、業務フローを機能させるためには、
現場との対話や認識合わせといった
コミュニケーションの質を整えることが不可欠であることも、
実感として共有されていきました。
研修後の変化①|1人で抱えず、チームで考える意識へ
研修後、業務改善に対する向き合い方に変化が生まれました。
これまでは、課題を個人で抱え込みがちでしたが、
チームで小さく回しながら進めていくという考え方が共有されたことで、
声を上げることへの心理的なハードルが下がっていきました。
声を上げることで、
同じ課題意識を持つ人が見えるようになり、
業務改善が個人の工夫ではなく、
組織として取り組むテーマとして動き始めています。
研修後の変化②|「まず試す」行動が生まれた
研修内で紹介されたAIツールについても、
完璧な理解を待つのではなく、
**「使えそうなものは、まず試してみる」**という姿勢で、
早速業務に取り入れられています。
失敗を恐れず、小さく試し、必要に応じて見直す。
この積み重ねが、
改善を止めない行動につながり始めています。
DXを一気に進めるのではなく、
できるところから少しずつ進めていく。
その現実的な進め方が、現場に浸透しつつあります。
今後に向けて|学びを、実践につなげていく
今回、基礎研修・応用研修で学びを終わらせず、
実践研修まで受講してよかったと感じています。
これまでに得た知識が、
実践研修によって「線」につながったと実感しているからです。
また、研修の中で扱った業務フローの整理やアプリ設計の見直しについても、
研修での学びとして終わらせるのではなく、
実装・運用の実現に向けて、社内で進めていきたいと考えています。
これまでに整えてきた仕組みやツールを土台にしながら、
現場との対話を重ね、
少しずつでも改善を前に進めていく。
そうした取り組みを通じて、
DXを日々の業務の中で育てていきたいと思います。